モノ作り企画~実証までの道のり

モノ作りを進めるステップを解説します

第42回  評価結果を整理する

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評価結果は目標値(初期理論計算した値)と比較してよしあしを検討します。実際の評価では理論計算どおりにはならず差がでるはずです。この差をどれだけつめられるかが設計技術となります。


どの程度の差が一般的なのかは使用条件と性能が公開されている同様の装置の使用条件で理論計算した結果と性能とを比較して調べています。

評価データを整理する
〇変化させた動作条件で評価値を整理する
 ・時系列データから平衡状態のデータを抜き出す或いは時間平均値を計算します(下図)

・整理したデータは動作条件を横軸に評価量を縦軸にしてグラフ化してみます
・他の条件をパラメータにしてグラフにしてもよいです(下図)
〇明らかに傾向が異なるポイントがないか
 動作条件で評価値を線でむすびあきらかに傾向がことなる点があれば再評価します
〇設計時に計算した理論値と比較する(下図)
 理論計算値と実験値の傾向がことなる場合は実験方法や条件が異なっている可能性がありますので確認が必要です。