第19回 初めての評価設備導入
Hiren LathiyaによるPixabayからの画像
実験場が準備できたら、出来上がった装置を評価する時に必要な条件を整えるための設備の導入を考えます
〇使用条件の確認
「第2回 作りたいモノのイメージを確認する」で調べた条件を確認します
・環境条件(温度、湿度、圧力など)
〇条件を整えるための設備を検討する
方法:場所の管理者に実験場所(現場)でヒアリングする
現場で打合せすれば周囲の設備環境なども把握できます
内容:設備導入上の注意事項、導入の申請方法、依頼する業者など
導入時の決まった手続きを教えて貰います
選定:業者に相談し現場で導入可能で使用条件を満たせる設備を考えます
温度調整設備例:
・チラー -------- 任意の温度の液体を循環する 装置例
・恒温槽--------- 雰囲気の温度、湿度を任意に保つ 装置例
・冷却塔--------- 屋外で冷却された水を循環する
・電気ヒータ--- 装置や媒体を加熱する 装置例
・温風機--------- 任意の温度の空気を供給する 装置例
例えば現場に上水、井戸水、冷却塔などが無いと水冷チラーは導入できないなどの制約が生じます
〇設備の導入検討
複数のメーカで見積額、納期を調べ購入先を決めます
方法:メール、電話などで問い合わせ
内容:見積額、納期、工事内容など
アウトプット:各メーカの比較表を作成。絞り込む
〇設備の導入
導入の承認を得て発注、導入します。
工事が必要な場合、周囲設備への影響を避けるため管理責任者に相談が必要です
手順
・設備導入に対して承認者の許可を得る
・工事がある場合は管理責任者に相談し日程候補を決める
・メーカと日程を確定する
・必要であれば工事に立合う