第35回 はじめての動作チェック(設備)
装置をうごかすための設備を安全チェックしながら作動します
設備をうごかす前
1.安全担当者と設備の安全を確認します
フェイルセーフが機能するかなど
2.装置を動作させた時におこりえる
安全上で最悪のケースをイメージします
・フロー図をみながら全員でかんがえます
(たとえば装置のシール部から
高温のオイルがもれ火災になるなど)
3.異常時の対応を関係者全員で確認します
異常をみつけたら、どう対応するかを相談しておきます
(たとえば装置シール部は
センサやカメラでオイル流出をカンシする
センサ指示値xx以上、カメラで液もれがみえたら異常とする
異常時はポンプの非常停止ボタンをおすなど)
4.担当者のやくわり分担をします
全体を指揮する、補機をうごかす、設備をうごかす、異常を監視して停止する者など参加者のやくわりをしっかりきめておきます
また参加者は実施している状況を指揮者につたえるようにしておきます
役割のない人も1名は準備し、だれかが困ったときに手助けできるようにします
指揮者は異常の判断、そのときの対応、誰に指示するのかをじゅうぶん把握しておく必要がありますし全責任をおわなければなりません
設備をうごかす(装置は機能させない)
4.装置補機をうごかす
ポンプや送風機、バルブなどの補機をうごかします
ただし装置を本格的に動作はさせません
(温度変化、反応、給電などさせない)
5.設備をうごかす
設備を動作させて異常な状況にないか参加者全員でチェックします。
6.動作をチェックする
各部にとりつけたセンサの指示値が装置の作動条件になるかをデータロガーで確認します
本年はありがとうございました。皆様に☆を頂いたり、読者になって頂いたおかげでモチベーションを保ち続けることができました。
感謝いたします。
令和4年もひきつづきよろしくお願いします