第30回 はじめての補機セッティング
ポンプや送風機、バルブなどの補機やセンサーを装置にとりつけます。水や空気などの媒体の回路は、すでにフロー図を作成して考えてあります。パイプ、ダクトを選定し、接続方法を考えて組立てます。
ポンプやバルブ、流量計などそれぞれ接続口径がことなるかもしれませんがその場合は継手で口径を変換します。
例として各パーツの接続部が下のようになっているケースについて考えます
・ポンプ JIS10K フランジ
・流量調整弁 Rc1/4(テーパめねじ)
・電磁弁 Rc3/8(テーパめねじ)
・流量計 NPT3/8(テーパおねじ)
・熱電対用フィッティング
BSPT1/8 テーパおねじ
フロー図に各パーツの接続部を記入しました
ポンプと流量調整弁をつなぐ
1/2B(15A)のねじ込みフランジ(下図)をつかうとすると1/4B(8A)に変換が必要です
①ニップルソケット
(下図 おす1/2B めす1/4B)
のおすをフランジに取付けます
②両端ねじの必要ながさのパイプ
(下図 1/4B)
を①ニップルソケットめす側に取付けます
逆側を流量調整弁(めす1/4B)に取付けます
流量調整弁と電磁弁をつなぐ
流量調整弁の1/4Bから電磁弁の3/8Bに変換します
②と同じように必要ながさのパイプ1/4B
の片側に流量調整弁を取付けます
③ニップルソケット
(下図 めす1/4B おす3/8B)
のめす(1/4B)にパイプ(1/4B)の逆端を取付けます
ニップルソケットのおす(3/8B)を電磁弁(3/8B)に取付ます
電磁弁と流量計をつなぐ
電磁弁と流量計は外径は同じですがPTとNPTでことなりますので変換が必要です
④両端ねじのパイプ
(下図 3/8B)
は流量計の前後に指定された長さとします
(計測精度のため)。
片側を電磁弁(PT3/8B)に取付ます。
⑤変換ソケット
(めすPT3/8 めすNPT3/8B 下図は例です)
のPT3/8Bにパイプの逆端を
NPT3/8B側に電磁弁を取付けます。
流量計の出口側も同じように⑤変換ソケットとパイプを付けます。
流量計と熱電対、装置をつなぐ
流量計と装置の間に熱電対を取りつけます。
⑥異型チーズ
(両端3/8B と1/8B)
の両端に流量計からのパイプ3/8Bと装置からのパイプを取付けます
1/8Bの部分に熱電対フィッティングを取付けます
このようにして補機を接続していきます。ねじ部はシールテープをつかうことが多いです。紹介したパーツはMISUMIなどでも購入できます。