モノ作り企画~実証までの道のり

モノ作りを進めるステップを解説します

第13回 製作してくれるメーカを探す

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Robert PastrykによるPixabayからの画像

 概略形状の試作を検討します。ここでは社外で試作してもらう場合について考えます。これまでに行った装置の設計を用いることを前提として進めます。製作にあたりメーカには試作に協力して頂くという姿勢で取り組みたいと思います。

〇考え方

装置全体を製作可能で試作(1~数台の製作)から組立に対応できるメーカを主とし、難しければ加工毎(切削、接合など)にメーカを探します。単独で対応可能なメーカが見つかれば工程管理や工程途中での不具合対応などを相談できます。

〇調査対象

 ・該当する装置のメーカ

 ・似た機能を持つ装置のメーカ

 ・接合(溶接、ロウ付など)加工部があれば接合メーカ

 ・加工毎のメーカ

〇調査方法: 知合いから紹介してもらったり、展示会やHPなどで探します。

〇実施手順

 Step1:図を用いないで概略を説明する

    手段:電話、メールなど

 Step2:興味を持って頂いたメーカにイメージ図を用いて相談し、メーカを絞り込む

    手段:直接又はオンライン

     

相談内容(Step1)

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 PexelsによるPixabayからの画像

 

 ・試作対応してもらえるか

  考えている台数、材質、大きさなど概略の話をします。技術的、取引上、業務状況等等で形状の説明以前に対応頂けないメーカもあります。

 

相談内容(Step2)

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 UmedmiによるPixabayからの画像

 

イメージ図を説明しながら相談します。

 ・設計を反映した試作をしてもらえるか

  自身で行った設計で試作したいことを話します。試作対応するが設計は自社がするメーカもあります。

 ・装置全体の部品の加工をしてもらえるか

  装置全体を作って欲しいと話します。削り加工、接合のみ引受ける行うメーカもあります。

 ・図面化まで対応してもらえるか

  CAD図やデータを支給しなければならないメーカもあります

 ・最後、組立まで対応してもらえるか

   部品加工のみ行うメーカもあります。

 ・概算でどの程度の費用と納期が必要か

   高額であったり納期が遅い場合があります

 

〇全て対応してもらえるメーカが複数見つかった場合

 以下の判断基準でメーカを選択します

 ・対応が早く積極的

 ・素材、加工に関する知識と経験が豊富

 ・費用、納期が希望に近い

  

 〇単独で全て行うメーカが 見つからない場合

加工毎に図面化してくれるメーカを探し、自分が全工程を管理することにします。メーカの選択は上記と同様にします。複数のメーカで実施する場合は最終工程のメーカに組立を引き受けてもらえるか相談します。難しければ自分(自社)で組立することを考えます。

注意事項:不具合が生じた場合

メーカが分かれていると加工途中や最終組付時に不具合が生じた場合の対処方法を考えておく必要があります。方法は別の機会に説明します。

 

次回はメーカと最終形状決定のための詳細打合せについて説明します。