第29回 はじめての評価準備(パイプ接続方法)
パイプやダクトをきめたら補機などを接続しますがつなぎ目をどうするかです。いくつかのタイプがありますが主な例を紹介します。
ねじこみ形
パイプの端部を管用テーパネジにする
先端にいくほど細くなるネジで比較的シール性がたかいです。パイプとおなじようにJIS規格でサイズがきめられているので外径サイズをあわせておけば取付に心配はありません。
上の写真のようにネジ部にシールテープ(白い部分)を巻いたり
液状ガスケットをぬってシールします。
締めこむときは写真のような工具(パイプレンチ)でパイプをまわします。接続後はパイプをまわして外す必要があるため、ひんぱんに脱着する部分には不向きです
ユニオン形
パイプの端部をユニオンにする
ユニオンはねじこみパイプ接続の脱着の問題を解決できます。接続部分もおおきくならずにすみます。サイズはJISで規定されています
フランジ形
パイプの端部がフランジ
ユニオンよりおおきくなりますが圧力が高い場合やモレなどが心配で脱着する場所にもちいます。
菅を溶接したり(下の写真)、ねじこんで接続します。JISでは呼び圧力でMAX使用圧力を規定しています。呼び圧力 5K、10Kなどで他にも種類があります。目安としてそれぞれ耐圧0.5Mpa、1Mpaです(選定するときはJIS規格をみてください)
くいこみ式
パイプのまま
パイプにくさび状のリングをかしめることでシールし接続する方法です。シールテープや液状ガスケットはつかいません。
接続部分はとてもコンパクトにできますし耐圧力も高くモレの心配も少ないです。価格はたかいですが信頼性もたかいです。メーカで推奨されるパイプを使います。
メーカはスウェージロックやフジキンなどがあつかっています。
簡単なイメージを図にしてみました。