モノ作り企画~実証までの道のり

モノ作りを進めるステップを解説します

技術創出できるエンジニアに必要なスキルを今から磨きたい

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RAEng_PublicationsによるPixabayからの画像

モノ作りに関わるエンジニアは、SDGsやカーボンニュートラルなど今後新たな製品に携わることも多くなるでしょう。新しい技術にも柔軟に対応できるようなスキルとは何か、どうしたら磨くことができるかを考えてみました。

社内外のエンジニア、大学や研究所の研究者と共同で仕事をさせて頂いた経験からスキルが高いと皆が感じている人の特徴は

〇教科書にある理論や論文など基礎~新しい研究に関する知識がある

〇専門に関わる周辺知識がある

〇理論通りにならない現実の箇所と理由を経験的に把握している

〇現実の問題を理論的、経験的に分析し対策を考えることができる

 以上のように技術の裾野が広く、特に重要なのは知識だけ、経験だけでなく両方の見地から考えられることです。

 新たな技術を確立するためには、理想(知識)通りにならない問題(現実)を解決して前に進まなければなりません。問題を理論と経験から分析し対策するスキルが重要となります。先の方々はこのスキルが非常に高いのです。 

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 Gerd AltmannによるPixabayからの画像

 彼らのようなエンジニアに一歩でも近づくのはどうしたらよいのか。現在の仕事をしながらスキルアップできないかを考えてみました。

 モノに関する(設計~販売、理論と実際)深い知識を持つように心掛ける

 〇携わっているモノの成り立ちを調べる
  内容:自分の業務の前、後行程の業務から始め
     企画段階や最終チェック方法までの一連の流れを納得できるまで調べ学びます

  方法:・自分の前後工程の担当を調べます(上司、同僚などから教えてもらう)
     ・メールで予約しオンラインか対面で話を聞きます。
     ・現場を見せてもらい、さらに深い知識を得ます

 〇携わっているモノに関する意識を高める
  基礎知識(理論)を学び、実際のモノと理論を結び付けて考えます。また、理論と実際の差を調べます
  内容:機能している基礎理論を調べ学び直してみます
  方法:教科書や専門書で学んだ後、知合いや設計者にヒアリングする

  内容:構成や部品に関して調べ何故そうなっているかを考え調べます
  方法:概略構造図などを見て、不明部分を知合いや設計者にヒアリングする

  内容:実際と理論の違いがどこなのか、何故なのか調べてみます
  方法:製品評価を行う部署でヒアリングする

このように知識や経験(会社のノウハウ)を習得することで、自分の担当しているモノにおいて問題が発生したらどうしたら良いのか、理論的、経験的に考えることができるようになると思っています。活動を担当外のモノについても広げ、技術の取り組み方や意識を磨きさらなるスキルアップができたら良いなと思います。

  

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