モノ作り企画~実証までの道のり

モノ作りを進めるステップを解説します

第32回 はじめてのデータ計測(やりたいこと)

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装置の動作チェックはセンサーの計測値をみながらおこないます
データロガーのディスプレイやPCでロガーの付属ソフトでみられますが
装置全体の評価をおこなうときにつかえるように準備しておきたいと思います

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装置評価はターゲットとする評価量が時間変化するようすをみながらおこないます
動作させる条件(流量、温度、圧力など)を変化させて
評価量への影響をみて装置と対話?しながら適した条件をしらべたいからです
評価がおわったあとで評価量を計算してかんがえても装置のクセはわかりません

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データロガーはある時間間隔で接続した複数のセンサの計測値を読み込みます(スキャン)
スキャンを繰り返して時々刻々の計測値を読み込んでいます。

そこでスキャン毎にセンサ値から評価量を計算することをかんがえますf:id:tech-consul:20211127071001j:plain

下図はデータロガーで収集した温度などのセンサ値からスキャン毎に評価量であるエネルギー量と排ガス熱量を計算する例です。

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評価量は理論式や実験式などをつかって計算します
式はときに陰関数になっていて数値計算が必要なこともあります
このため私はデータ計測および計算は自分で簡単なプログラムを作成しています
次回は具体的な方法についてです

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技術者の呟き
対面での打合せがすこしずつできるようになりました。
モノ作りのディスカッションでは実際にモノを手にとってはなすと
効率アップする気がしています。
モノの大きさ、重さ、質感などオンラインでうまく伝えたいものです