第18回 ゼロからの実験準備(場所選び)
今まで実験をしたことがなく、これから本格的に実験を始める場合は場所を確保する必要があります。社内或いは社外で場所を探す場合の目安です。
1.インフラが揃っているか
・電源
(経験上100V 50A x 2、200V 40A以上は欲しい)
・照明
・ネットワーク
・上水
装置や手の洗浄などに使用します
配管が近くに通っていれば後で比較的容易に対応できます
・排水
配管が近くに通っていれば後で比較的容易に対応できます
・空調機
無ければ可動式のクーラーなど用意します
・(工業用水) 必要に応じ
温度調節が必要な実験の場合などに使用します
無い場合は冷却塔設備の導入など大掛かりな工事が必要になるかもしれません
・(空気 工場エア) 必要に応じ
エア駆動の設備、装置がある場合に使用します
無い場合は圧縮機などの設備が必要になります
・(換気装置) 必要に応じ
排気など毒性や臭いのあるガスが発生する場合必須です
・(燃料ガス) 必要に応じ
2.場所について
・広さ 3mx4m以上
作業机、事務机を設置し通路1mを確保するならこの程度は欲しいです
・床:コンクリート
重量で床が抜けず、装置などを床に固定できます(地震対策)
階下がある場合、漏水の心配があるなら対策が必要です
・通路
台車が通れる通路は装置の搬入搬出時に必要です
3.エレベーター(2F以上)
重量のあるモノの搬入搬出時に無いと困ります
4.最低限の必要品
・作業台、椅子
装置を分解組立し、その後設置して評価するために用います
・工具
・事務机、椅子
パソコンや計測器を設置します
準備や評価の状況は時間を掛けて見たいので椅子も必要です
・パソコン
計測データを監視し、装置の状況を把握します