評価するコンディションを整える
モノができたら動かして目標とする機能を確認するのですが、条件の整った場所が無ければ効率的に進められません。少し時間をかけてもしっかりとコンディションを整える必要があります。その後、状態を調べるために必要な量(温度、圧力など)を考え、計測するためのセンサ選び、センサからのデータを収集する装置を選定します
【評価する場所を探す】
確認評価をする場所を一から探す手順です。評価に必要なネットワーク、照明、水、電気などのインフラ、部屋の広さ、空調、床材、部屋へのアクセスなどをチェックして決めます。
【評価設備を準備する】
場所が決まったら評価する条件を整えるために必要な設備を考えます。場所を管理する担当者に周囲の環境を教えてもらい使える設備は利用します。設備を導入する場合も相談して許可を得て進めます。
【装置状態の計測】
装置の動作状態を調べるために必要な状態量(温度、圧力、移動量、流量など)を考えます。装置構成を簡易図で表して計測したい状態量を記入するとモレなく検討できます。さらに状態量を計測できるセンサを探します。データを記録するためにも出力付のタイプを選ぶのが良いです。
【センサからのデータを収集する】
動作中の装置の状態の時間変化を調べるために、複数のセンサからのデータを時々刻々と収集します。そのためにはデータ収集装置(DAQ)が必要となります。いくつかの種類があり選定が必要です。高額の装置ですが古いタイプであればレンタル販売や中古など安く購入できるので検討してみるのも良いと思います。
【装置を動作させる補機を準備する】
装置を動かすための補助機器(モーター、ポンプなど)の選定をします。簡易図に記入して選定漏れのないようにします。補機も装置の設計仕様に合わせて選ぶ必要があります。同じ機能の補機にも様々な種類があるため仕様に沿ったタイプを調べます。