第33回 はじめてのデータ計測(ロガーとの通信)
これまで予算節約のため、やれることは自分でやるという進め方をしてきました。
開発ソフトを買わずにPCでプログラムができたのは、以前はOSがC言語でかかれていたUNIX系のBSDやminix(LINUX)などでした。
現在もLINUXはPCで使用できますし、下のような安価なボードでも動作します。
Raspberry Pi
BeagleBone
ここではLINUXで簡単にデータ計測する例を紹介したいと思います。
1.PCとデータロガー間でコマンド,データ送受信を可能にする
ソケットをつかえば通信ができます
下図がプログラム手続きの概略です(データロガーはプログラム無です)
2.PCからデータロガーに制御コマンドを送る
(下図プログラム手続きの概略)
・ロガーチャンネルにセンサ出力情報をセット(電圧、温度など)
・チャンネルのデータ収集を指示
・データロガーにデータの出力を要求
3.PCにデータロガーのデータを読みだす(スキャン)
2~3をくりかえすことで時々刻々のデータを連続して得る
このようにデータを読み出すプログラムをつくり⑥データ読込のあとにデータを用いた計算ルーチンで評価量をもとめます。