第11回 イメージ図を作成する
前回までで形状と主要な寸法と大きさがきまりました。詳細計算や製作時に必要なイメージ図(たたき台)を作成します。依頼者に図を用いて概略形状と機能を説明します。
〇目的:シミュレーションによる細部詳細検討や製作時の加工相談に用います。
〇考え方:課題に対応するために抑えておくべき寸法を図に反映します。これらの寸法は基本的に変更しない方針です。それ以外の細部の形状は、今後の状況(詳細計算や加工相談の結果など)に応じて調整するので、この時点では全ての寸法は決めません。説明する相手に構造を理解してもらうための図と考えます。
〇アウトプット:俯瞰図を作成し、重要な部分は内部の構造が第3者に分かるよう記載します。
完成したら依頼者に説明します。指摘に対しては根拠(これまでの調査や計算の結果)を示します。ここまでの過程でスキルは向上していますので自信をもって説明します。説明できない指摘は検討不足の箇所です。さらに検討して図を修正しこの先に進む合意をします。
次回、詳細検討を行います。